ウシュアイアの観光情報
ビーグル水道に面した世界最南端の街ウシュアイア。人口約4万人弱のこの街の名の由来は、この地域の先住民族ヤマナ族がこの地を「USHUAIA(西に入り込んだ湾)」と呼んでいたことによります。 南極まで約1000kmゆえに南極クルーズの出発港でもあり、世界各国から多くの人が集まります。更に街全体が免税地区になっており、街中にある免税店も多くの人で賑わっています。ビーグル水道にあるアザラシや海鳥の島をクルーズしてまわったり、近くのティエラ・デル・フエゴ国立公園でトレッキングを楽しんだりと、パタゴニアの大自然を楽しむこともできます。
ウシュアイアを訪れたらぜひ「世界の果て博物館(Museo del Fin del Mundo)」で、世界最南端の博物館というスタンプを押してもらってみてはいかがでしょう。この南の果ての街がアルゼンチンの人々にも知られるようになったのは、20世紀初頭に刑務所が建設されてからになります。近年、国の経済振興策によりフエゴ島全体が特別関税エリアに指定され、産業活動も活発となり、人口も増加し観光業への投資も多くなりました。
現在、観光業が発達しパタゴニアの大自然を目指す観光客が多く訪れます。この街を訪れるのなら、やはり夏季(11月から翌年3月)にかけてが一番おすすめです。ホテルやレストラン、旅行代理店も整っていて大変便利です。 一方冬は積雪が多く、辺りは雪一面の景色になります。ウシュアイアへのバス便やフライトが欠航するくらい雪が降り積もり、またかなり冷え込むため、冬のウシュアイアに出かける時は保温性の優れた上着を忘れずに。
観光スポット
ウシュアイア市内

- 旧ベーバン家邸宅(Antigua Casa Familia Beban)
- トマス・ベーバンにより1911年から1913年にかけてつくられた建物で1915年まで国立銀行の支店として使われていました。1963年まではベーバン家が所有していましたが、その後クリニックとして、はたまたホテルとしても使われていました。現在、市に寄付されたこの建物は修復され、各種のイベントが行われる、ウシュアイア市にとって歴史的にも重要な建物となっています。
- 開館時間 火曜日~金曜日 9:00~20:00
ウシュアイア市内の博物館

- 世界の果て博物館(Museo del Fin del Mundo)
- 以前はマヌエル・バルデス大統領の個人邸宅として1903年に建てられました。その後この建物は1911年から1978年までアルゼンチン国立銀行の支店として利用されていました。さらにその後政府の所有となり、世界の果て博物館として1979年5月18日開館しました。規模は小さいながらも個性的な展示品が評判で、特にパタゴニア先住民の生活、文化に関する展示や多くの鳥類の剥製など目を引くものがあります。
- また、ここを訪れる人の多くがパスポートを持参するのは、なんとこの博物館内で世界の果て博物館特製のスタンプを押してもらえるからです。
- 開館時間 月曜日~金曜日 10:00~17:00 土曜日・祝日 13:00~17:00
- 入館料 一般 ARS 400、14歳未満無料

- 元監獄・船舶博物館(Ex Presidio y Museo Maritimo)
- もともと流刑地として発達してきたウシュアイア。1920年にはウシュアイアに監獄がつくられ囚人が送り込まれていました。囚人たちの労働により街の道路が建設され、彼らがウシュアイアの発展に貢献した面も大きいといって過言ではありません。380の監房には最大800人の囚人を擁していました。ここでは監房の一つ一つが展示室になっており見学できるようになっています。
- また、隣接した博物館ではフエゴ島の歴史を多くの船舶の模型やビデオ、書籍や地図を通じて学ぶことができます。
- 開館時間 月曜日~日曜日 10:00~20:00(1月~2月は9:00から開館) 博物館への入館は19:30まで
- 入館料 一般 ARS 1300、12歳未満無料
交通情報
アクセス情報

バスでの移動
プンタ・アレナス~ウシュアイア(国際線)
- 所要時間約11時間
夏季のみですが、時期により定期バスが運行することもあります。
リオ・グランデ~ウシュアイア
- 便数1日5便
- 所要時間4時間30分
便利情報
ウシュアイアの気候
月 | 最高平均気温 | 最低平均気温 | 月間平均降雨量 |
---|---|---|---|
1月 | 15℃ | 5.7℃ | 30.7mm |
7月 | 4.5℃ | -1.4℃ | 45.2mm |
週間天気予報
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