プエルト・ナタレスの観光情報
プンタ・アレナスから北へ246km、パイネ国立公園の玄関口となる町です。周辺にはミロドン洞窟などがあり、またプエルト・モンへの船、アルゼンチン・パタゴニアのエル・カラファテやリオ・ガジェゴスへのバスも発着しています。
1911年にできた人口約1万9000人の小さな町ですが、パタゴニアをとことん楽しみたい場合は絶好の拠点となります。1879年にプンタ・アレナスの北約50kmのところにエスタンシア(羊牧場)が開かれた当時、まだまだこのあたりは未開の土地でした。その後、この地域は畜産業を中心に発達しますが、エスタンシアがあちこちに点在する中、その集積地としてプエルト・ナタレスは発展しました。
小さい街ながらホテルやレストラン、旅行代理店などが揃っており、トレッキングを目的にやってきた旅行者相手にその道具をレンタルする店や、シーズン中だけ民宿を開くところなど、旅の目的や予算に合わせたプランがつくれます。特に夏場のハイシーズンには世界各国から集まった大勢のトレッキング客やバックパッカーで、街は一段と賑わいを見せます。ただし冬には日照時間も短く、周辺の国立公園なども閉鎖されている場合があります。この地域にはぜひ夏場に訪れてください。ベストシーズンは10月から翌年3月頃までです。
パタゴニアへやってきて一度もこの街を通らない旅行者はいないほど、パタゴニア旅行の中心の街です。
観光スポット
プエルト・ナタレス市内

- セニョレ水道(Canal Senoret)
- 海を左手に、丘を右手に歩いていくと、昼間天気がよいときは対岸に頂きが雪に覆われた山々を見ることが出来ます。また、首の部分が黒く鼻先が赤いおしゃれな白鳥に出会うこともあります。敏感な動物で、人間が近づくとおしりを向け逃げていってしまうので、望遠のカメラや双眼鏡などを持って行くと彼らの姿をより楽しめるでしょう。
- そして右手に見えるドロテアという丘は、よく見ると滑らかに削られた跡に気が付きます。これは太古の昔この一体が氷河に覆われており、氷河が溶けて移動する際にこの丘を削りとったことによるものです。夕暮れ時はちょうどこの滑らかな削り跡に光が当たりスポットライトを浴びているかのようです。また、空の雲が真紅に染まり幻想的な世界に導かれるでしょう。
プエルト・ナタレス市内の博物館

- 歴史博物館(Museo Historico Municipal)
- プエルトナタレスの歴史を語る博物館。またミロドン洞窟を発見したヘルマン・エバーハードのゆかりの品などを展示しています。 ちなみにここはツーリストインフォメーションでもあります。
- 開館時間(夏季) 月曜日~金曜日 9:00~13:00、15:00~20:00 土曜日・日曜日 15:00~20:00
- 開館時間(冬季) 月曜日~金曜日 8:30~12:30、14:30~18:00 土曜日 15:00~18:00
レストラン情報
- ❶ ASADOR PATAGONICO (アサドール・パタゴニコ)
- 肉料理専門店で魚介類は扱っていません。メインの肉料理も5種類程で、その内、ビーフが1種類、ポークが1種類、チキンが1種類、ラムが2種類となっています。人気メニューはやはり子羊の炭火焼ですが、あまり遅く行くと食べられないこともありますのでご注意ください。子羊のアサードは堅くて匂いがあるというのがお決まりだが ここのは柔かくてジューシーなので一度お試しあれ。9時過ぎにはいつも観光客や地元のお客さんで一杯です。
- Arturo Prat 158|TEL:(+56)61-413553|営業時間:12:30~15:00、19:00~23:30
- ❷ ULTIMA ESPERANZA (ウルティマエスペランサ)
- 座席は120席ほどで2階席もあり、プエルトナタレスでシーフードといえば一番有名なお店です。値段は高めですが、料理の味は良いです。料理は魚介類を中心にもちろん肉料理もあり。お勧めは15米ドル程度のCENTOLLA AL PLATOで皿に一杯の茹でたイバラガニの棒肉が出てきます。ワインも数多く取り揃えています。クレジットカードも使用可。
- Eberhard 354|TEL:(+56)61-411630|営業時間:12:00~15:00、19:00~23:00
- ❸ LA BURBUJA (ラ・ブルブハ)
- 庶民的なレストランで地元のお客の利用も多い。コルデロのアサードもあります。座席は60席程度で予約は特に必要ありません。肉料理から魚料理まで何でも揃う品揃えのよさと、手頃な価格設定が魅力。元日にも開いていた数少ないレストランの一つで、祝日や日曜日も安心。お勧めはPAILA MARINAという海鮮スープ。ムール貝、イタヤ貝の貝柱など地元の海産物を煮込んだスープ。各レストランでスープの味付けは異なりますが、ここのスープは絶品。とんこつスープの様で、量もたっぷりで、これ一品でもおなかがいっぱいになります。デザートには『偽物卵』という名の桃のクリーム掛けが良い(HUEVO FALSO)。クレジットカードは不可。
- Manuel Bulnes 300|TEL:(+56)61-414204|営業時間:10:30~24:00
- ❹ MASAY PIZZA (マサイ・ピザ)
- 街でただ1件のピザ屋さん。ピザの他、サンドイッチやハンバーガーなど軽食が中心。テイクアウトも可能。カニ(セントージャ)のピザが人気。
- Manuel Bulnes 427|TEL:(+56)61-415008|営業時間:11:00~23:00
お食事の際の注意点
- チップの基準は料金の10%程度が目安です。
- チリペソの他に米ドルでの支払いが可能なレストランもございますが、釣銭はチリペソで戻ってきます。
プエルト・ナタレス近郊

- ミロドン洞窟(Cueva del Milodon)
- プエルト・ナタレスの町から北に約20km、パイネ国立公園へ向う道を西側に少し入ったところに位置しています。高さ30m、幅70m、奥行き200mの巨大な洞窟は1895年、ドイツ人のヘルマン・エバーハードによって発見され、後にこの地を訪れた有名なスウェーデンの地質学者オットー・ノーデンショールド博士により、ここで見つかった骨が十数万年前に住んでいた動物のものであると確認されると、世界中の研究者たちから注目を浴びました。
- この恐竜は約十数万年前に住んでいたものであると確認され、「ミロドン」と名付けられました。さらにこの洞窟には約一万二千年前、人の住んだ形跡があることが考古学的に証明されています。ミロドンは体長が3mほどであり、太い尻尾を使い両足で立ち、木の葉などを食べていたと言われています。性格は温厚で、ナマケモノの祖先とされていて、このミロドンの皮膚や骨などが発掘されたとき、あまりにも保存状態が良く、まだ生きていると考えられ20世紀初頭に調査が行われましたが、結局見つかりませんでした。 また洞窟内にはミロドンのレプリカも展示されています。
- 入場料 大人(18歳以上) $8000 子供(12歳~17歳) $4000 11歳以下無料
ホテル
- インディゴ・パタゴニア
- ★★★★★
- Noi Indigo Patagonia
- Ladrilleros 105, Puerto Natales, Chile
- +56 61 274 0670
- ホテル・コスタアウストラリス
- ★★★★★
- Hotel Costaustralis
- Pedro Montt 262 Puerto Natales, Chile
- +56 61 241 2000
- ホテル・ナタリーノ・パタゴニア
- ★★★★★
- Hotel Natalino Patagonia
- Calle Eberhard 371, Puerto Natales, Chile
- +56 61 241 4345
- ホテル・IF パタゴニア
- ★★★★★
- Hotel IF Patagonia
- Calle Magallanes 73, Puerto Natales, Chile
- +56 61 241 0312
- ホテル・サルトス・デル・パイネ
- ★★★★★
- Hotel Saltos del Paine
- Manuel Bulnes 156, Puerto Natales, Chile
- +56 61 241 3607
- ホテル・グラシアーレス
- ★★★★★
- Hotel Glaciares
- Eberhard 104 , Puerto Natales, Chile
- +56 61 241 1452
交通情報
アクセス情報

バスでの移動
プンタ・アレナス~プエルト・ナタレス
- 便数1日10-12便
- 所要時間約3時間15分
詳しくはパタゴニアの便利情報をご参照ください。
エル・カラファテ~プエルト・ナタレス(国際線)
- 便数1日1-2便
- 所要時間約5時間
季節により毎日運行しておりませんので事前にご確認ください。
便利情報
プエルト・ナタレスの気候
月 | 最高平均気温 | 最低平均気温 | 月間平均降雨量 |
---|---|---|---|
1月 | 16.7℃ | 5℃ | 5mm |
7月 | 11.4℃ | -0.7℃ | 17mm |
週間天気予報
Powered by Dark Sky