ラ・セレナの観光情報

サン・ペドロ・デ・アタカマに次いで、チリで2番目に古い歴史を持つ都市、ラ・セレナ。サンティアゴから北に473km離れた、第4州の州都コキンボ市に隣接した都市でもあります。人口は約16万人で、古い教会などが立ち並び、Serenaというスペイン語の名前の通り、静かで落ち着いた雰囲気の町です。一年を通じて温暖で、気温は7~22℃。夏は近くのビーチで海水浴を楽しむにはもってこいの温度です。沖合には、朝方の霧や靄の原因となっているフンボルト海流が流れていますが、海水温度にはさほど影響力を持っていないので、安心して泳げます。

国定記念物に指定されているステンドグラスのある教会や、17世紀に建立された最古の石造りの教会などを見て回るには最適の環境でしょう。またチリの鉱山を資源にビジネスに成功した日本人が造った日本庭園ですが、園内に砂漠地帯でよく目にする植物が生えており、日本文化と砂漠がうまくマッチしていて非常におもしろい公園です。

ラ・セレナ市周辺には、ノーベル文学賞を受賞したガブリエル・ミストラルの生地ビクーニャがあり、そこではミストラル博物館やピスコ酒工場の見学ができます。

また砂漠の中に突然姿を現わす国定公園、フライ・ホルヘ森林公園も近くにあります。海岸に突き出た小山が海からの湿気を止め、そこに霧が発生して、この地域にのみ植物が生え森を形成しているのです。この公園は森林局が保護しているので、非常にきれいに保存された素晴らしい森です。また隣には漁港のコキンボもあり、ラ・セレナ周辺ではおいしい海産物が味わえます。

観光スポット

ラ・セレナ市内

ラ・レコバ(アーケード街)
日本庭園
海岸通り(Av. del Mar)
考古学博物館
サンフランシスコ教会

ラ・セレナ近郊

コキンボ
ラ・セレナから10kmほど南にある港町です。エル・ビヒアの丘には高さ83mにもなる巨大な十字架のモニュメント(CRUZ DEL TERCER MILENIO)があり、展望台からコキンボやラ・セレナの街を一望することができます。
エルキ渓谷
この渓谷はアンデス山脈を源流とする、クラロ川とトゥルビオ川が合流することにより形成されました。
この一帯の気候がピスコの原料にもなるブドウの栽培に適しており、ピスコの生産地としても有名です。
ビクーニャ
エルキ渓谷に位置するこの町は、1945年にノーベル文学賞、1951年に国民文学賞を受賞したチリの作家、ガブリエラ・ミストラルの出生地です。
天文観測所
南半球でも有数の晴天率を誇るビクーニャ近郊にはママリューカやエルパンゲ、トロロなどいくつもの天文台が建設されており、そのためラ・セレナは多数の天文学のオフィスがあることでも知られています。
フライ・ホルヘ森林公園
地球上でもっとも乾燥した地域と称されるアタカマ砂漠に隣接する国立公園です。海からの湿った風から発生する濃霧により、乾燥した地域にも関わらず豊かな森林地帯が形成されています。
1971年にユネスコの世界生物圏保護区に指定されました。

交通情報

アクセス情報

飛行機での移動

サンティアゴ~ラ・セレナ
  • 便数1日4-5便
  • 所要時間1時間

バスでの移動

サンティアゴ~ラ・セレナ
  • 便数1日に多数あり
  • 所要時間約6時間

便利情報

ラ・セレナの気候

最高平均気温 最低平均気温 月間平均降雨量
1月 22℃ 15℃ 0.2mm
7月 15℃ 8℃ 37mm

週間天気予報

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