イースター島の観光情報

南太平洋ポリネシアにあるイースター島。そこは南米大陸から約3700km、タヒチから約4000km、一番近い人の住む島までも約1900km離れたまさに絶海の孤島です。

この島を世界的に有名にしているのが島に点在するモアイ像の遺跡。イースター島には確認されているもので約900体のモアイ像があるといわれています。

周囲約58kmの島(日本の小豆島程度)の一部が現在ラパヌイ国立公園として世界遺産に指定されています。島の人口は約4000人であり、その殆どがハンガロア村に住んでいます。島民は自分たちをラパヌイと呼び、島の言葉ラパヌイ語も日常生活で使われています。

イースター島をご旅行される前に

イースター島をご旅行される前に、便利で有用な情報や注意すべき点をまとめました。

観光スポット

イースター島

オロンゴ岬
タンガタ・マヌ(鳥人)を選ぶレースが行われた舞台です。そのレースでは、沖合いの島モツ・ヌイ(大きな島)へ毎年渡ってくるマヌタラ(セグロアジサシ)がその年最初に産み落とす卵を取ってくるというものです。まわりを海に囲まれたイースター島では、渡り鳥・マヌタラがマケマケ神のメッセンジャーであり、その卵にはマナと呼ばれるパワーが授けられると考えられていました。
ビナプ
精巧な石組みで知られるビナプ。南米プレインカ文明(インカ以前の文明)の石組みにも似ていることから、トール・ヘイエルダール(考古学者)はイースター島の人が南米起源であるという、コン・チキ理論を唱えました。また、女性のモアイとも言われている像もあります。その材質はプカオ(髷)と同じ赤色凝灰石でできています。
タハイ
アフ(祭壇)が3つあり(アフ・バイウリ、アフ・タハイ、アフ・コテリク)それぞれモアイが復元されています。特にモアイ・コテリクは頭にプカオをのせ、レプリカの眼が嵌め込まれています。パイナと呼ばれる宗教儀式の舞台、住居跡・ハレパエンガ、鶏小屋・ハレモアなども見どころです。ハンガロア村からも近く、モアイの後ろに美しい夕日が沈む姿を楽しめることも多い場所です。
プナパウ
モアイが頭の上にのせているプカオ(髷)が切り出された場所です。小高い山の上からはハンガロア村が一望できます。かつて島では髪を赤色の顔料(キエア)で染め、髷を結う習慣があったりしました。それゆえにプカオ(髷)の材質は赤い石・赤色凝灰岩が使われていたとされています。また、プカオにはいくつかのデザインがありますが、これは髷の結い方の違いを表したといわれています。
バイフ
8体のモアイがうつ伏せに倒れている場所です。すべてのモアイは17世紀中頃から19世紀中頃にかけて倒された(フリモアイ)もので、部族間の争いが主だった理由と考えられています。負けた部族の象徴でもあるモアイ像は倒され、入れられていた眼が取られ、その眼は徹底的に破壊されました。それは、眼にはマナと呼ばれるパワーがあると信じられていたからです。アフの前にはパイナと呼ばれる宗教儀式の舞台も残されています。
アカハンガ
フリモアイ(モアイ倒し戦争)によって倒されたままのモアイが、そのままの状態で残されています。かつて13体のモアイがたっており、規模の大きな集落があったと推測されています。住居跡のハレパエンガ、かまど跡のウムパエも見どころです。また、伝説の酋長・ホツマツアが葬られている場所ともいわれています。
アフリアタ
ハンガロア村の南西に位置する、小さな港にある一体のモアイです。1998年に復元されました。
ラノララク
モアイの「製造工場」とも呼ばれるこのラノララクで、ほぼすべてのモアイがつくられました。様々な制作過程のモアイ約400体が、1500年頃から時が止まってしまったかのように、そのままの状態で残されています。山肌から切り出される前のモアイやほぼ完成して土に埋もれているモアイなど、さまざまなのモアイをみることでいかにしてモアイがつくられていったかが、よく分かります。まさにモアイだらけの山。
有料トイレあり。
トンガリキ
15体のモアイが堂々と建ち並ぶ姿はまさに壮観。ここはかつて島最大規模の集落があったであろうと推測される場所です。イースター島の東側にあるため、モアイの間に昇る太陽を眺めることができる、日の出スポットでもあります。これらのモアイは日本のクレーンメーカー・タダノの協力により修復されました。
またすぐ近くに1体だけ土の上にたつモアイ・ホツイティは、来日経験があるモアイ(1982年イースター島展)です。テピトクラ(Te Pito Kura)伝説によると酋長・ホツマツアがこの場所にマナと呼ばれるパワーを秘めた不思議に丸い石を置き、世界の中心だと定めたといわれています。また、かつて立っていたモアイの中では最大のモアイ・パロ(9.8メートル)が倒されたまま残っています。テピトクラとは光のヘソという意味です。
アナケナ
白砂のビーチ、ヤシの林が美しいアナケナにはアフ(祭壇)が2つあます。アフ・ナウナウのモアイは砂に埋もれていたため風化が進まず、目鼻立ちがくっきりし、背中のレリーフもよく残っているのが特徴です。アフ・アトゥレフキの1体のモアイは酋長・ホツマツアを祀ったものだといわれ、1956年トール・ヘイエルダールと現地人ペドロ・アタンの指揮のもと再び起こされたモアイです。
観光客のみならずハンガロア村の人もピクニックに訪れるため、飲み物や軽食を売る露店や有料トイレもあります。

交通情報

アクセス情報

飛行機での移動

サンティアゴ~イースター島(国内線)
  • 便数 1日1-2便
  • 所要時間 [往路] 5時間15分、[復路] 4時間40分
[往路] サンティアゴ→イースター島
便名 運航曜日 出発時間 到着時間
LA843/LA845 火~日 06:30 09:45
LA841 月・水~日 09:30 12:45
LA833/TN2201 18:50 22:05
[復路] イースター島→サンティアゴ
便名 運航曜日 出発時間 到着時間
LA844/LA846 火~日 11:45 18:25
LA842 月・水~日 14:45 21:25
LA836/TN2202 15:05 21:45
タヒチ(パペーテ)~イースター島(国際線)
  • 便数 週1便
  • 所要時間 [往路] 5時間20分、[復路] 5時間35分
[往路] タヒチ(パペーテ)→イースター島
便名 運航曜日 出発時間 到着時間
LA836/TN2202 02:45 13:05
[復路] イースター島→タヒチ(パペーテ)
便名 運航曜日 出発時間 到着時間
LA833/TN2201 23:55 00:30(翌日)

※2020年1月現在

便利情報

イースター島の気候

最高平均気温 最低平均気温 月間平均降雨量
1月 25℃ 21℃ 90mm
7月 20℃ 16℃ 90mm

この島の気候は、亜熱帯性気候に属し、準トロピカルな気候です。天候は変わりやすく、晴れていても突然雨が降りだすことが多いです。風の強いイースター島では傘はあまり役に立ちませんのでレインコートをご持参ください。冬は現地人も厚手のコートを着て外出します。年間平均気温は20度程度です。しかし、夏でも朝晩はかなり冷え込みます。そのため、イースター島へお越しいただく際には長袖の上着(トレーナーや薄いセーターなど)をお持ちください。

週間天気予報

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モデルプラン

神秘と大自然の島 イースター島
南太平洋の孤島、イースター島の神秘的なモアイ像と大自然を満喫するプランです。

3泊4日参考価格 USD 492

イースター島 ラノララク観光
イースター島の東側を中心に、モアイ・遺跡の見どころを巡る1日ツアーです。

1日参考価格 USD 116

イースター島 アキビ観光
内陸部にあるモアイなどを含め、イースター島の中西部を中心に観光する半日ツアーです。

半日参考価格 USD 44

イースター島 オロンゴ観光
『鳥人儀礼』が行われていたというオロンゴ岬を中心に、イースター島の西南を中心に観光する半日ツアーです。

半日参考価格 USD 44

歴史の謎と神秘をじっくり楽しむ イースター島とマチュ・ピチュ遺跡
南米の二大不思議、空中都市マチュ・ピチュ遺跡と、巨像モアイのイースター島を訪問。全部で4ヶ所のユネスコ世界遺産をまわるコースです。

9泊10日お問い合わせください

お手軽二大世界遺産の旅 イースター島とイグアスの滝
神秘の島イースター島とモアイ像、世界三大瀑布イグアスの滝と南米の二大世界遺産をお手軽に楽しむプランです。

8泊9日お問い合わせください

南米世界遺産の旅 イースター島、イグアスの滝、マチュ・ピチュ遺跡
イースター島、イグアスの滝、リマ/クスコ旧市街、マチュ・ピチュ遺跡と5ヶ所の世界遺産を観光するプランです。

12泊13日お問い合わせください