カラマの観光情報

アタカマ砂漠への入り口となる都市で、ロア川流域に位置する人口およそ14万人のオアシス都市。サンティアゴからは空路、陸路で行くことが可能です。

この一帯にはかつてアタカマ文化の血を引き継ぐ先住民アタカメーニョが暮らしていました。彼らはこの乾いた大地に根ざした独自の文化を発達させましたが、15世紀にペルーから南に勢力を伸ばしてきたインカ帝国の支配下となりました。そのため、今でも町周辺にはインカ道の要衝や要塞、タンボと呼ばれる宿場跡などが残っています。またインカ帝国支配下の時代には、ポトシとコビハ、アレキパとコピアポを結ぶ2つのインカ道(Camino del Inca)が通る交通の要所ともなっていました。

カラマが現在のような大きな都市に発展したのは、1882年に開山、1911年に本格的に開発が行われた「チュキカマタ銅山」にはじまります。現在でも「世界最大の露天掘り鉱山」、そして「宇宙からも見える人間の掘った最も大きな穴」としてその名を世界に轟かせている、このチュキカマタ銅山が、その大きな存在からカラマに「チュキカマタ銅山の町」という名を付けるに至ります。

サンペドロ・デ・アタカマへのツアーではカラマが空路の玄関口となり、観光でも立ち寄る町となっています。緑豊かで水も豊富にあるため、降雨のない砂漠の中に存在しているとは思えないほどです。しかし砂漠地域独特の激しい朝夕の気温の差、強い日差しには服装にはご注意ください。

観光スポット

カラマ市内

3月23日広場(Plaza 23 de Marzo)
カラマ市の中心部は小さく簡単に歩いて回れます。町の中心となる場所が3月23日広場です。この広場に面してサン・フアン・バウティスタ大聖堂があります。この聖堂は、2000年に建て直された教会で屋根が銅製で外見が立派な建物です。3月23日広場の1ブロック先のJ.J.ラトーレ通りには市役所、観光案内所などがあります。
ラミレス通り(Eleuterio Ramírez)
3月23日広場から、2ブロック先のビバール(Vivar)通りまでのラミレス(Ramirez)通りは歩行者天国となっており、様々なお店が並んでいてとてもにぎやかな町のメインストリートとなっています。

カラマ近郊

チュキカマタ銅山(Chuquicamata)
カラマから北へ16km、人口1万2千人のチュキカマタにある世界最大の露天掘り銅山です。現地では単に「チュキ(Chuqui)として呼ばれています。1882年に最初の鉱山施設が建てられ、1911年にアメリカ人Guggenheimによって本格的に鉱山開発が行なわれました。そして1915年に最初の銅製材が生産され、それから今まで世界一の銅の供給鉱山として活躍しています。
またチュキカマタも政治の波とは無縁ではなく、1969年にチリ政府が株式の51%を所得し、事実上国営鉱山と変化しました。1971年には完全国有化が行なわれ、鉱山、精銅工場、加工用プラントなどが全て国有化されました。
現在、この鉱山を運営しているのはCODELCO社で、世界の鉱山会社のトップ100に名を連ねています。年間60万トン以上の精銅産出量を誇り、モリブデン鋼などの産出も併せ依然として世界的に重要な銅山です。
チウ・チウ(Chiu Chiu)
『チウ・チウ』で知られるサン・フランシスコ・デ・チウ・チウ(San Francisco de Chiu Chiu)は、カラマから東に30km、アタカマ砂漠の中に位置する標高2525mの小さな町です。
町の中心部にある、1611年に建設されたサン・フランシスコ教会は、チリ最古の教会として国指定記念物となっています。

ホテル

ディエゴ・デ・アルマグロ・カラマ
★★★★
Hotel Diego de Almagro Calama
Pedro León Gallo 1840 Calama, Chile
+56 55 236 8500
パーク・カラマ
★★★★
Park Calama
Alcalde José Lira 1392, Calama, Chile
+56 55 271 5800

交通情報

アクセス情報

飛行機での移動

サンティアゴ~カラマ
  • 便数1日2-5便
  • 所要時間2時間(直通)

バスでの移動

サンティアゴ~カラマ
  • 便数1日7-9便
  • 所要時間約22時間
アントファガスタ~カラマ
  • 便数1時間に2-4便
  • 所要時間約3時間

カラマ市内の移動手段はタクシー、乗り合いタクシーです。街の中心部内は徒歩でも十分移動できます。

便利情報

気候

最高平均気温 最低平均気温 月間平均降雨量
1月 26℃ 7.7℃ 0mm
7月 20℃ 0.4℃ 0mm

週間天気予報

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